2026年6月12日
変形サイズとは?印刷でよく使われるサイズと入稿時のポイントを解説
印刷物を制作する際、「A4やA3以外のサイズで印刷したい」「商品に合わせたオリジナルサイズで作りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
そのような場合に利用されるのが「変形サイズ」です。
変形サイズはポスターやチラシ、冊子、展示会パネルなどさまざまな用途で活用されており、規格サイズでは表現できないデザインや販促効果を実現できます。
この記事では、変形サイズの基本知識から代表的な用途、入稿データ作成時の注意点まで詳しく解説します。
1. 変形サイズとは?規格サイズとの違い
変形サイズについて
変形サイズとは、JIS規格で定められているA判・B判などの規格サイズにとらわれず、自由な寸法で指定するサイズを指します。
例えばA4(210×297mm)やA3(297×420mm)、A2(420×594mm)、A5(148×210mm)、B3(364×515mm)、B4(257×364mm)、B5(182×257mm)などは規格サイズです。
一方で、210×210mmの正方形サイズや600×900mmのポスターサイズ、また、縦や横に長い「長尺サイズ」なども変形サイズです。
印刷物の用途や設置場所に合わせて自由にサイズを設定できるため、販促物や展示会関連の印刷で広く利用されています。
A判・B判などの規格サイズとの違いと使い分け
規格サイズは、例えばチラシならA4、冊子ならB5、ポスターならA2やA3がよく利用されます。
一方で変形サイズは自由度が高く、デザインや利用シーンに合わせてサイズを決められます。
商品サイズに合わせた台紙や、店舗のスペースにぴったり収まる販促物などは変形サイズが適しています。
変形サイズが使われる理由とメリット
変形サイズが利用される主な理由は以下の通りです。
- デザインの自由度が高い
- 他社との差別化ができる
- 設置場所に合わせて制作できる
- 商品サイズに合わせられる
- 視認性を向上できる
特に販促ツールでは、一般的なサイズでは埋もれてしまう場合があります。
変形サイズを活用することで、より印象的な印刷物を制作できます。
2. 印刷でよく使われるサイズと用途例と具体的な活用シーン
正方形(スクエア):SNS映えと高いデザイン性
正方形サイズは変形サイズの代表例です。
主なサイズ例として、「210×210mm」や「297×297mm」などがあります。
SNSの投稿デザインとの相性が良く、パンフレットや商品カタログ、ブランド紹介ツールとして人気があります。
また、通常のチラシとは異なる形状のため、手に取ってもらいやすいメリットがあります。
ポスター:設置スペースを活かす任意サイズ
ポスター印刷では設置場所に合わせて変形サイズが利用されます。
規格サイズであるA2やA3以外にも、「600×900mm」や「900×1800mm」などの大判サイズが採用される場合が多いです。
店舗内の販促ポスターやイベント告知ポスターでは、設置環境に合わせたサイズ設計が重要です。
折パンフレット・冊子:ブランド価値を高める特殊仕様
折パンフレットや冊子でも変形サイズは活用されています。
例えば、以下などで使用されます。
- 正方形冊子
- 横長冊子
- 観音折りパンフレット
- 巻三つ折りパンフレット
一般的なA4やB5サイズでは表現できないレイアウトが可能になり、ブランドイメージを強く訴求できます。
販促物:商品や環境にフィットしたオリジナル寸法
販促物では商品サイズや設置環境に合わせたオリジナル寸法が求められます。 長尺POP、ハガキサイズをベースにした販促ツール、名刺サイズのカードなどがその代表例です。
特に名刺やハガキをベースにした変形サイズは、印象に残りやすい販促手法として活用されています。
展示会パネル・案内看板:視認性を高める大判・変形活用
展示会パネルは変形サイズの魅力を引き出す分野の一つです。
ブースや壁面などの設置環境に合わせて制作する必要があるだけでなく、展示会では遠くからでも目を引く視認性の高さ必要なため、規格サイズではなく変形サイズが選ばれます。また、駐車場や店舗入り口に設置する案内看板や誘導サインなども、スペースを活用できるためとても有効です
東洋アドバンスの出力工房では、規格サイズはもちろん、高さ100mm〜1300mm、幅100mm〜20000mmまで1mm単位でサイズ指定できるため、用途に合わせた制作物を作成できます。
契約者専用・来客用など案内看板
Illustratorで作成する際のポイント
Illustratorで入稿データを作成する場合は、まずアートボードを仕上がりサイズに設定します。
さらに➀塗り足し3mm以上、➁トンボの設定、➂文字のアウトライン化を行いましょう。
変形サイズの場合はサイズ入力ミスが起きやすいため、入稿前の確認が重要です。
Photoshopで作成する際のポイント
Photoshopで制作する場合は解像度に注意しましょう。
一般的には原寸サイズで150〜300dpiが推奨されます。
(大きいサイズに関しては、見られる距離によって解像度を72dpi以下でも可能な場合があります。)
また、➀CMYKで作成する、➁文字を端に配置しない、➂PDF保存時にサイズ確認するといった点も重要です。
特に大型ポスターや展示会パネルでは解像度不足による画質低下が発生しやすいため、事前に原寸で一部カラーコピーなどで出力して最適な解像度を確認しましょう。
その他ツールで作成する際のポイント/注意点
CanvaやPowerPoint、Wordでも変形サイズのデータ作成は可能です。
ただし、フォント配置やPDF変換時のレイアウト崩れなどが発生する場合がございます。
そのため、入稿前にはPDFを書き出して仕上がりサイズを確認することが重要です。
また、CanvaやPowerPointで作成したデータも印刷可能ですが、事前に印刷会社へ相談すると安心です。
東洋アドバンスでは、入稿方法に関する相談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
3. 変形サイズ印刷の注文方法
出力工房なら簡単に見積り・注文可能!
出力工房では、高さ100mm〜1300mm、幅100mm〜20000mmまで1mm単位でサイズ指定可能です。
規格サイズはもちろん、長尺・大判サイズなど幅広く対応いたします。
下記のフォームでは、シート・加工・サイズを入力することで概算金額の見積りが可能です。
「シート・加工の選び方から相談したい」「最適なサイズを提案してほしい」といった相談も大歓迎!
下記フォーム、または電話(052-871-5558)からお気軽に相談ください。
まとめ
変形サイズは規格サイズにはない自由度が魅力です。
A4やA3、A2だけでなく、A5、B3、B4、B5、ハガキサイズ、名刺サイズなどをベースにしたオリジナル設計も行えます。
印刷データの作成や入稿方法に不安がある場合は、事前に出力工房へ相談しながら進めることで、よりスムーズに理想の印刷物を制作できます。
この記事を書いた人
東洋アドバンス
出力工房 編集部
東洋アドバンス株式会社が運営する「出力工房」編集部です。
出力工房では、大判出力・パネル加工・ラミネート加工・看板制作など、店舗や企業の販促物制作をワンストップで対応しています。
当ブログでは、印刷・加工に関する基礎知識をはじめ、素材の選び方、データ作成時のポイント、販促物の活用事例など、実務に役立つ情報を発信しています。
初めて大型出力や販促物制作をご検討される方にも安心してご相談いただけるよう、専門用語をできるだけ分かりやすくお伝えしています。